働く母の考え事
2011年度、初めてランドセルを買いに行く前に
友達が早くもランドセルを買ったという話を聞いて、情報収集にとりかかりました。CM等で「天使のはね」「フィットちゃん」「クラリーノ」等の商品名は知っていて、てっきりそれがランドセル自体のブランドだと思っていたら、実はそれぞれ「背カン」「人工皮革」の商品名だったんですね。。。
クラレの調査によると昨年度の購入価格の平均は34,200円、これほどの値段の品物を買うのにその場のノリのみで機能の検討をしないのもなんか悔しいので、多少予習をしてみました。

大前提としてランドセルの基本的部品の名前は知っておいた方がよさそうです。
■かぶせ:ランドセルのふた
■背カン:肩ベルトの上の付け根部分
■錠前:ランドセルのふたを閉める金具
■ナスかん:側面にある、給食袋をひっかけるアレ
■マチ:収納部分
他にも初めて聞くと「ん?」と思う名称があるかもしれません。詳しくはメーカー各社のHPに解説があります→ クラリーノタウン・ランドセルの選び方ふぃっとちゃん・ランドセルの基礎知識

今回の傾向と対策のために参考にした大手ランドセル販売HPは以下の七つです(各店の商品一覧ページへのリンク)。ここから、上記購入平均価格34,200円“以下”で買える(ブランド代や装飾代にお金を使ってなさそうな)モデルを抜き出して、機能を比較してみました。
[天] 天使のはね 商品一覧 カラー&機能性ランドセル 33,000円
[フィ] フィットちゃん 機能早見表 FIT-101 29,800円
[ふ] ふわりぃ 仕様比較一覧 クラリーノFクリスタルハート 32,400円
[ぴ] ぴかちゃん 商品一覧 158クラリーノF ギボシベルト 33,600円
[ラ] ララちゃん 機能早見表 きぼう 27,000円
[イオ] イオンのランドセル2011年 トップバリュ 24色カラーランドセル 29,000円
[ニト] ニトリ ランドセル機能一覧 PUTR10 19,900円

【素材(生地ともいう)】この価格帯は、クラリーノ等の人工皮革です。他に牛革やコードバン(馬の尻の皮)のランドセルもありますが、それらは「ツヤッツヤのがいい」「高級感が欲しい」等こだわりがある方のための特別高級品と思われます。(参考:土屋鞄フィットちゃん
[天][フィ][ふ][ぴ][イオ]の五つがクラレの「クラリーノ・エフ」を使用しているので、これが標準的な素材なようです。[ラ]はカネボウのベルバイオ5、[ニト]は東レの人工皮革で、ほかに帝人のコードレを使用した商品もあるようです。
[天]と[フィ]は表面加工(前者はレインガードFα、後者はニューモST)を追加して、耐水性や防傷性をUPしています。元気(粗暴ともいう)な男子には傷のつきにくい表面加工ランドセルを考慮してもいいかもしれません。もう少し詳しくはこちらを参照。

【重量】いずれも950~1000g([ニト]のみ1120g)です。他にもっと軽い商品もありますが、軽すぎる=必要な部品を抜いている、という説もあるので注意が必要かと。また、背負い心地によって体感重量が変わるようです。

【カラー展開】4色(ラ)~24色(イオ)まで幅があります。

【内寸】最低限29.7×21.5cmで「A4クリアファイル対応(A4そのものよりわずかに大きいサイズが入る)」とうたっている模様です。その基準でいうと記載のないものも含め、すべてA4クリアファイル対応です。[イオ][ニト]は横幅が他より0.5~1cm広いです。
大マチの幅は[天][フィ]が10cm、[ふ][イオ]が10.5cm、[ラ]が11cm、[ぴ]が12cm。[ニト]は記載なし。色々詰め込むことになると思うので、10cmのものはやや不利かも。

【背カン】[天]天使のはね [フィ]フィットちゃん [ふ]ぴったんこラクティー [ぴ]ぴかいち背カンするぴた [ラ]NEWフィットメカ [イオ]ふわりぃ [ニト]左右可動式背カン …最初の二つが強力CM商品ですが、楽天の鞄屋さんオリジナルランドセル等をみるとラクティーも多く採用されているようです。広告費をかけてない分、割安なのかも。
背カンが背負い心地を決める最大ポイントのようですが、これは実際に背負わせてみないとわからないと思われます。予備知識としてはこちらを参考に。(最大の違いは[天]は肩ベルトが立体裁断/[フィ]は肩ベルトが左右独立に動く)
背カン上のフックは[フィ][ラ]が収納式、[ニト]は前後可動、[ぴ]はナイロンフックです。[フィ]にはさらに持ち手がついています。
女子は背負わせたときの髪の毛のからみにくさも要チェック。

【肩ベルト】[天]は独特の立体裁断型ですが、他も立ち上がりをつけて背負いやすくしたとうたっています(ふ、ぴ、ニト)。
パッドは[フィ]が「ダブルクッション」、[ラ]が「衝撃吸収パッド」、[ふ]は中央のほか両縁にもクッション材入り、[天][イオ]もバッド入りとの記載があります。[ぴ][ニト]は記載がありません。
これも能書きより、実際背負わせて背負い心地、ずれや食い込みがないかを確かめて選ぶところでしょう。

【背当て】蒸れにくさについて、[天][フィ][ぴ]は素材で(チェルデー、エアーフレッシュ、ピンホールクラリーノ)、また[フィ][ぴ][ラ]は形状の工夫(ウェービータッチ、ナチュラルクッション、NEWクリーンカット)で対応をうたっています。
背負ったときランドセル本体が垂直になって背中とランドセルの隙間がないものが「背中にぴったり」で背負いやすいとうたわれていますが、ぴったりすぎると蒸れやすいという説もあるようです。

【型崩れ防止】[天]形状記憶樹脂・ワイヤ [フィ]トリプルガード [ふ]ガッチリガード [ぴ]4種の樹脂板 [ラ]形状安定加工 [イオ]補強プレート [ニト]Pボード …いずれも何らかの措置をとっています。店で選ぶ際、上から軽く押して比べてみるとよいようです。

【壊れやすい部分の補強】大マチのフチ、底のへり、肩ベルトの長さ調節の穴が、特にくたびれやすいポイントのようです。大マチのフチは[フィ]はテープ補強・二重縫い、[イオ]は補強プレート、[天]にも記載があります。底のへりは[天][フィ][イオ]に二重補強との記載があります。ベルト穴は[フィ]が二重補強、[ぴ]が三重素材との記載です。
記載のあるなしに関わらず、実際の商品を見て確かめるべきポイントの一つと思われます。

【保証】[イオ]以外は6年間保証が明記されています([イオ]も実施している模様)。ただし保証の内容が各社異なるようなので(送料無料か、部品は無料か、故意の破損や保証書紛失でも対応可か、代品貸与はあるか等)購入の際に確認しましょう。ネット通販の場合、明記していない店もあるので要注意。特に型落ち格安商品には保証なしのものが多いようです。

#以下は、細かいチェックポイントです。

【内装】[フィ]は水拭きOK素材、[ラ]は防水内張り、[ぴ]は明るく見える内装とうたっています。つまり「拭けるか」「中が見えやすいか」が注意点と思われます。
なお[ぴ]のみ大マチ内にキーループを装備し、大マチに防水ハイパール樹脂フレームを採用しています。

【肩ベルトの長さ調節金具】[天]はひねりを入れてわき腹に当たりにくいとうたっています。つまり背負ったとき金具がわき腹に当たって痛くないかを確かめるとよいと思われます。なお[ぴ]は独自の「ギボシベルト」を採用しています。

【錠前】ふたを閉めただけで錠がかかる「ワンタッチロック」「オートロック」が主流のようです(天、フィ、ふ、イオ、ニト)。[ぴ]はあえてオートでない方がよいと主張し、錠前の構造も独特なようです。
なお[フィ]は立てて置いても倒れにくい錠前を採用とうたっています。

【入れるところの数】すべてマチは2段(大マチと小マチの二つ)で、それより多くても使いきれない・一つが狭くなり使いづらいとのこと。外のポケットはすべてファスナーで大きく開くようにできています。ポケットの小窓やファスナーの金具にデザインの差異が見られます。

【ナスカン】多くは、強い力がかかると外れる「安全ナスカン」を採用しています(フィ、イオは記載なし)。多くは両側についています(ぴ、ラ、イオはHP上で確認できず)。
商品を見る際は子供の力でも扱えるかを確認したいところです。

【かぶせ裏】[天][ふぃ][ラ]は時間割表との記載あり。[ラ]はゴミがたまらないネット式。[ぴ]はあえてつけないとのこと。

【反射材】多くが「前後左右」すなわちかぶせ(多くは鋲に反射材)、肩ベルト(防犯ブザーフックに)、マチベルトについています。足りなければ市販のシールを貼ればよいと思われます。[ぴ]はあえてシール式とのこと。

【防犯ブザーフック】両肩にあるものが多いようです。[ぴ]は位置可動。

このように標準装備がわかると、安い商品は何を省いているのか、高い商品のオプション機能にどれほど価値があるのか等を考える手掛かりが得られると思います。そのうえで現物を直接見て、機能性を確認してから購入したいと思っています。
…娘に押し切られて見た目で買わされそうな気もするけどorz
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