働く母の考え事
卒園アルバムの作り方(7)製本と紙について
「概要」のページにも書きましたが、約20人のクラスで1人3000円集めて40ページ程度の冊子を作るとすると、仕様はだいたい以下のようになると思います。
表紙:220kコート紙orマットコート紙
本文:135kgコート紙orマットコート紙
サイズ:A4判
印刷:40ページフルカラー印刷
製本方法:無線とじ(ソフトカバー、くるみ製本ともいう)


このような結論に至るまでに調べたあれこれを、以下にまとめます。

■製本の種類について

kan_i.jpg
(1)製本キット:自分で綴じる。色々市販されていて、コレ↑は最安値333円だけど、かなり高額で立派なキットもある。あくまで「仮綴じ」のレベル。

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(2)中とじ製本:雑誌型。中央で二つ折りにしホッチキスで留めたもの。ちょっと弱いのと、何年も経つとホッチキスが錆びるのが難点。

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(3)無線とじ製本(くるみ製本ともいう。いわゆるペーパーバック、ソフトカバー):一般的な書籍の多くがこれ。仕上がりイメージは大判のフルカラー教科書。

jo_sei.jpg
(4)上製本(いわゆるハードカバー):ガッチリ硬い、高級感漂う本。文芸書(単行本)などに使われる仕様。我々の中学や高校の卒業アルバムはたぶんこれ。

1冊あたりの単価を調べてみたところ、(1)~(3)は平均2000~2500円程度で互いに数百円しか違わない一方、(4)だけは最低でも5000円以上、平均7000円することがわかりました(2010年4月調べ)。
無線とじ製本は、製本方法や糊の進化により、最近では上製とほとんど同等の丈夫さ、耐久性を持つようになっています。上製の利点は「高級感」と、表紙の丈夫さも一応挙げられますが、無線とじでも市販のブックカバーをかければ傷みを防ぐことができます。私のアルバムはそうしました。カバーがかかると素人デザインの表紙にも何となくそれらしい雰囲気が出て、いい感じになります。
ということで製本方法は無線とじ製本をお勧めします。

#図書館で貼っているブックコートフィルムも検討しましたが、貼り損ねた場合に取り返しがつかない、経年変化の予測ができない等の理由で断念しました

■紙の種類について

(1)コート紙
コート剤〔白土(クレー)〕が塗布された、微光沢のあるツルツルした紙。
カラー印刷が鮮やかに仕上がる。
上質紙(化学パルプ100%)ベースの「A2コート」と、中質紙(化学パルプ70%+砕木パルプ30%)ベースの「B2コート」がある。

(2)マットコート紙
コート紙の光沢を抑えた、スベスベした紙。しっとりとして落ち着いたマット調の仕上がりとなる。
色味が全体的に少し沈む。

(3)上質紙
コーティングされていない、サラサラしたパルプ100%の非塗工紙。
コピー用紙がこれ。発色が良くないため、カラー印刷には向かない。

普通はコート紙かマットコート紙を選択することになります。実際に印刷したものを見てみないとどちらが適しているかは一概に言えませんので、印刷見本を取って比較してみるのがよいでしょう。私の場合は、コート紙は紙がわずかに黄色っぽく、仕上がりは鮮やかだけどキツい感じ、マットコート紙は紙が白く、やわらかい感じの印刷で、顔色がコート紙よりマットコート紙の方がより自然に感じたため後者を選択しました。

■紙の厚さについて

同じ種類の紙でも厚さが何種類かあり、当然ですが厚い方が強度が高く、裏うつりもしにくくなります。厚い紙を用いるほど冊子は厚くなります。私の場合は全40ページを135kg(表紙は220kg)の紙で作って、厚さは約3mmになりました。紙は固めですが、開きにくい感じは特にありません。

#紙の厚さはふつう「連量」といって紙1000枚の重さで表します(菊判と四六判で数値が異なることに注意;通常は四六判の連量で表記)。数値が大きいほど厚い紙になります。
コート紙の場合、下記のイメージです↓
・73kg:コピー用紙程度の厚さ。片面印刷向き
・90kg:やや厚手。両面印刷には90kg以上が推奨
・110kg:週刊誌の表紙やポスターに使われる厚さ
・135kg:少ページのカタログや写真集等に用い、高級感を醸し出す厚さ
・180kg:官製はがきよりやや薄い程度の厚さ
・220kg:箱やショップカードに用いるほどのかなりの厚さ

【参考リンク】
・製本用語について:宅配プリント 用語説明
印刷通販のWAVE 取扱用紙について
印刷屋さんドットコム 用紙の種類について
ひだまりスタジオ 用紙と印刷について
いんさつ屋どっどびず 紙の種類について
印刷会社グラフィック 印刷用紙のご説明
東京カラー印刷 紙質、厚さについて
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